ライスセンター(乾燥施設)が完成しました!2019.10.08
先日、2年がかりの計画・準備期間を経て、ついに池谷集落にライスセンターが完成しました!!
ライスセンターとは、米の乾燥施設のことです。
ここ数年で池谷集落の農家のリタイアが相次ぎ、NPO地域おこしが耕作する面積が年々増えておりました。
面積が増えるということは、収穫する米の量も増えるということ。
そうすると、今まで使用していた施設では近い将来対応しきれないだろう…ということで、2年ほど前から建設計画や準備、資金繰りをしていました。
そして今年の夏に着工!
骨組みのみの建物は、なんだか現代アートのようです。
完成した施設はこちら!
豪雪地帯の池谷集落ですから、屋根は耐雪式のとんがり帽子屋根。なんだか可愛らしいです。
施設の中には、乾燥機が並びます。
その向かい側には、籾摺り機と色彩選別機がおかれ、さっそく刈り取った稲の籾摺り作業を行っています。
広々した施設ができ、大変作業が快適になったそうです!
籾摺り後の籾は、ライスセンターの外に積み上げておきます。
今回のライスセンター建設にあたっては、自分たちでできる工事は自分たちで行い努力しましたが、それでも大きな投資であることは変わりありません。
池谷集落の米作りが今後も続けていけるよう、このライスセンターが支えていってくれるでしょう。
ライスセンターを建てた場所は、曽根武さんがかつてカルビタトマト栽培をやっていた場所です。
山間集落の中で貴重な、平らな広い好条件の場所を提供していただいた武さんは、残念ながらライスセンターの完成を見ることなく、今年の夏に亡くなられてしまいました。。。
きっと空の上から「いいやんができたなぁ!」と喜んでくれていると思います。
いままで池谷集落の皆さんが守ってきた棚田で、これからもいいお米づくりができるよう、より一層努めてまいります!!