めぶき入居者大募集!2020.09.25

◆池谷集落では新たな入居者を大募集しています!

 

このような方に是非仲間になって頂きたいです!

・棚田保全のために農業をしつつ、自分の好きな事や得意な事で生きていきたい人

・NPO法人地域おこしのYou tubeチャンネルを一緒に作り上げて活動を広めていきたい人

・池谷集落の地域おこしをモデルとして日本全国の地域おこしにつながる事がしたい人

・都市と農村をつなぐことで新たな価値を生み出したい人

・これからの時代に求められる持続可能な社会の仕組みをつくっていきたい人

都会からたまに来て応援して頂く形でも大歓迎ですし、リモートでできる事はリモートで応援して頂く形も助かります。

 

Q.まさに私の求める場所!移住したい!でも住む家はあるの?

A.あります!移住者受入用の共同住宅「めぶき」があります!

Q.畑は借りれるの?

A.家の裏にもありますし、必要があればいくらでも紹介できます!

 

・めぶきは最大3名まで入居可能です。(現在1名入居中)

・基本的な家電は揃っています。

いきなりの移住はハードルが高いという方は期間限定でのお試し移住として活用して頂いても結構です。

 

◆めぶき募集要項

家賃 3万円/月、日割りにすることも可能です(応相談) 

※別途電気代、合併浄化槽清掃代の実費がかかります。

※水道代は掛かりません!!!!蛇口からは山の天然水が出ます!

 

申込み・お問合せ方法

  以下の電話・FAXかメールでご連絡下さい。

  電話・FAX:025-761-7009

  メール:chiikiokoshi@gmail.com

 

ポストコロナ時代に向けて今こそ国内で生活に必要なものが自給できる仕組みづくりを!2020.05.11

 本記事では、ポストコロナ時代に向けて誰もが安心して生活できるような社会をつくっていくための考え方と具体的な方法について書きたいと思います。この記事を読んで頂く事で、これから先が見えないコロナ時代にどういう方向性を目指し、具体的にどういう事をすべきかという事がわかります。

同様の内容をYou tube動画でも配信していますので、耳からの方が良い方はこちらをどうぞ。 

 なぜ、いち農家の私がそんな大上段な事が言えるのか?と思われる方もいるかもしれませんが、農家だからこそ言える視点があります。それは、都市部の方々はおそらく、コロナウイルスによる自粛により、生活が大きく変わった方が多いと思いますが、私は平時とほとんど変わらない生活をしています。こういう時、中山間地の山奥で自給自足を目指した生活というのは強いと感じます。米は自分で作っているので1年分以上ありますし、秋に収穫した白菜、大根、ネギなどの野菜も保管していてまだ食べられます。家の裏には山菜も生えていて取り放題です。次の冬のための薪割りもしていて運動不足にもなりません(You tube「元限界集落から地域おこしチャンネル」https://www.youtube.com/user/chiikiokoshiにて日々農村での生活の様子もアップしています)。パンデミックが起こってもほとんど生活の変わっていない農家の視点だからこその提言をこれから述べたいと思います。

 新型コロナウイルス禍で経済活動が抑制された結果、CNNの報道によると中国やインドで大気がきれいになったとの事ですが、これはとても示唆深い出来事であると感じました。過剰な経済活動を抑える事も大切なのではないでしょうか?経済活動が止まるともちろん困る人は多いので何らかの対策は必要です。ですが、経済活動が止まって困るのは日々生きていくために必要なものを手に入れるための収入がなくなるからに尽きると思います。仮に日々生きていくために必要なものが得られるのなら経済活動が止まったからといって死活問題になる人はいるでしょうか?

食料を作るにもガソリンや軽油などの石油由来のエネルギーは使っているので、私も米や野菜を作っているからといって、完全に自給自足できているわけではありません。ですが、完全にエネルギーも自給できたとしたら当面収入がなくても、生きていく事だけはできるという安心感はかなり増すでしょう。都会では自粛等により仕事が減っている人もいると聞きます。しかし、田植え前の今、こちらは大忙しで猫の手も借りたい状況です。第2次世界大戦前夜の世界恐慌の際に、アメリカで行われたニューディール政策のように、今こそ、ポストコロナ時代に向けて「生活に必要なものを全国民にいきわたらせるための仕組みづくり」を国家プロジェクトとして公共事業で行うべきタイミングだと思います。そのために財政出動、休眠預金や企業の内部留保などは将来への投資として惜しまず使うべきだと思います。一見不可能に見える事でも、日本人の頭脳と勤勉さがあれば成し遂げられると思います。第2次世界大戦後の焼け野原から世界第2位の経済大国にまで成長したわけですが、終戦時にこの状況を想像できた人はいたでしょうか?不可能を可能にするのはそれを目指すかどうか次第だと思います。最初から無理だと考えるのではなく、どうやったらできるかを国全体で考えて取り組むという事が大切だと思います。

生活に必要なものが国内で賄えるようになったら、それをベーシックインカムとして国民にいきわたる仕組みを作る必要がありますが、現金を渡す必要はありません。なぜなら、生活保護受給者がパチンコ屋に行くような目的外の用途に使われるのを防ぐ必要があるからです。例えばこういう方法は技術的には可能でしょう。それは、マイナンバーカードに生活必需品と交換できるポイントを毎月国がチャージする事で、マイナンバーカードをレジでピッと通せば生活必需品が買えるという仕組みです。生活必需品の区分は消費税アップ後に導入された軽減税率適用の有無をそのまま使えば面倒な事務はかなり削減できると思います。

生活に必要なものがベーシックインカムとして国民にいきわたると、年金が破綻したとしても、また、コロナウイルス騒ぎのようなパンデミックが起こって経済が停滞したとしても、最悪生きていく事は出来ます。これからの時代は経済成長一辺倒ではなく、安心して生活ができる仕組みづくりこそが求められていると思います。そしてそれは都会と田舎の良いところを組み合わせるからこそ可能になると思います。それこそが真の意味での地方創生・地域おこしだと思います。

いかがでしたでしょうか?これはあくまでも私からのご提案ではありますが、もっとこうした方が良いとか色々とご意見がある方は是非、本記事のコメント欄やYou tube動画のコメント欄にお願いいたします。議論を深めて行ければと思います。

年末のご挨拶~2019年の振り返り2019.12.31

事務局長の多田です。
 
今年もあと残すところわずかとなってしまいました。
今年は個人的には厄年でしたが、伊勢神宮に厄払いに行ったおかげか
悪いこともいくつかありましたが、地域おこし関係で前に進んだ事も
多く、結果的には良い年であったと思います。
そこで、今年の私の地域おこし関係の仕事面で前に進んだ事について振り返り、
10大ニュースという形でお送りしたいと思います。
とりあえず、順位はつけがたいので、カテゴリごとにご紹介いたします。
 
◆お米の生産販売
①ライスセンターの完成
長年構想してはいたもののなかなか進められていなかったライスセンター
(お米の乾燥調整施設)がようやく完成し、今年収穫したお米からこの
ライスセンターで乾燥調整できるようになりました。
ライスセンターを立てた土地は津倉さんの土地なのですが、津倉のお父さん
が今年6月末に亡くなってしまいました。
津倉さんは池谷集落の圃場整備の際に親方として頑張って頂き、
地域おこしでも都会の人との交流会ではムードメーカーとして存在感が
大きく、私も結構飲まされたり、時には厳しい言葉をもらいながらも
「お前は逃げないと思うから厳しく言うんだ。」
と言って頂き、愛情をもって接して頂いてましたので、
いつかは来ることとはいえ、亡くなってしまった時には心にポッカリと
穴が開いてしまうくらい寂しかったです。
津倉さんの意思を継いで池谷集落の米作りを次世代に引き継いでいくためにも、
このライスセンターをしっかりと活用していいお米を作っていきたいと思います。

②池谷集落の山清水米がふるさと納税の返礼品に
今年の半ばに十日町市役所移住定住係の橋本さんと移住相談会のブースで
一緒にお仕事をさせて頂いた際に、橋本さんがふるさと納税の担当もされて
いたので、「多田さんのところもふるさと納税の返礼品出しませんか?」
と声をかけて頂きました。
その後、文面や写真データのやり取りを福嶋さんにやって頂き、12月に
ふるさと納税の返礼品として山清水米もWebサイトに公開されました。
 
【定期便/全〇回】農家直送◇魚沼産コシヒカリ「山清水米」というのが
私たち池谷集落のお米です。
 
【棚田オーナー】山清水米みんなの棚田というのもあります。

おかげさまで沢山の方々からご注文を頂きました。
 

③姫路のヤマダストアーに飛渡地区ぐるみで出荷開始
姫路にあるヤマダストアーという高品質スーパーに飛渡地区ぐるみで
特別栽培米のお米を出荷するようになりました。
毎月コンスタントに商品が流れており、よい形で販路が広がりました。

◆地域おこし応援
④2018年に出版した『奇跡の集落~廃村寸前「限界集落」からの再生』が増刷
おかげさまで2018年の11月に発売した上記書籍が増刷になりました。
 
 
この書籍を通じて全国各地の地域おこしの一助として参考になればと思います。

⑤行政職員・地域おこし協力隊の合宿研修受け入れ開始
新潟県庁職員、下仁田町の職員と地域おこし協力隊員、
富山県庁職員と富山県の地域おこし協力隊員の合宿研修を
池谷集落で受け入れました。
視察というだけでなく、1泊2日でそれぞれの目的に合わせて
オーダーメイドでプログラムを組んで実施しました。

⑥国の有識者会議に呼ばれる
農林水産省の「食料・農業・農村政策審議会企画部会」にてヒアリング協力者
として、会議に出席しました。
また、国土交通省の「ライフスタイルの多様化等に関する懇談会」で
委員として会議に出席しております。
こちらについては、1月10日に「関係人口とつくる地域の未来」という
シンポジウムが開催され、私もパネリストとして登壇いたします。
http://www.mlit.go.jp/report/press/kokudoseisaku03_hh_000189.html
 
書籍『奇跡の集落~廃村寸前「限界集落」からの再生』の解題を書いて
下さった明治大学の小田切先生や帯を書いてくださったソトコトの指出さん
も基調講演で登壇し、非常に学びの多い会になると思います。
ご都合がつく方は是非当日お越し下さいませ。

⑦参議院自民党勉強会にて現場の声を伝える
参議院自民党の「不安に寄り添う政治のあり方勉強」で
限界集落の現場という立場で講師としてお話させて頂きました。

以下、自民党のYou tubeチャンネルで当日の動画がアップされました。
https://www.youtube.com/watch?v=f0ILfhlD0l0&list=PL7AeVSRaObwg4BfnzqvsHb4HliLewfQ7g&index=4

この動画の19:44あたりからが私の話です。
ご興味のある方は是非ご覧下さいませ。


◆企業とのつながり
⑧商工会議所青年部で委員長になる
十日町商工会議所青年部で地域ビジネス委員会の委員長になりました。
地域の事業者が元気になり、外貨を稼ぎつつ地域で経済が回っていく事も
地域おこしにはとても大切だと考えていましたので、よい機会になりました。

⑨企業の研修を受け始める
棚田オーナーの川井さんが、ご自身のつながりのある上場企業を紹介
して下さり、上場企業の役員合宿を行いました。
座学だけでなく、とれたて野菜と釜焚きご飯でカレーを作ったり、
サツマイモ堀り競争のアクティビティや夜は焚火を囲んで語り合い、
翌朝はブナ林でマインドフルネスを行ってから、経営課題について
話し合うという内容でした。
最後は元応援団長として私からエールも送らせて頂きました。
 
アンケートでも総合的な満足度は14人中13人が5点満点中5点をつけて
下さり、コメントも、以下のように好反応でした。
・適材適所がよく見えた。
・コミュニケーションの幅を広げ、もう少しいろいろな考え方を聞いていきたいと思います。
・来年も来れるといいですね!!
・非常にタメになりました。明日につなげていきます。感謝します。
等々

◆メディア
⑩海外や都市部など広い範囲でメディアに取り上げて頂く
テレビ朝日のスーパーJチャンネルで約15分間程の特集が放映されました。
関東ローカルで放映されたあと、反響があり、新潟、長野、福島でも
再放送がありました。
また、日本政府の海外広報誌の「Highlighting Japan」で池谷集落が
取り上げられました。
 
さらに、J-waveラジオのTHE HIDDEN STORYというコーナーで放映されました。
放映された内容を文字おこしした記事がWeb上に紹介されました。
https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/archives/the-hidden-story/2019/09/13-104508.html
 
現場での活動を大切にしつつ、活動がいろんなところに波及していくような
取り組みをこれからも大切にしていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまた来年もよろしくお願いいたします。

ライスセンター(乾燥施設)が完成しました!2019.10.08

 

先日、2年がかりの計画・準備期間を経て、ついに池谷集落にライスセンターが完成しました!!

 

ライスセンターとは、米の乾燥施設のことです。

ここ数年で池谷集落の農家のリタイアが相次ぎ、NPO地域おこしが耕作する面積が年々増えておりました。

面積が増えるということは、収穫する米の量も増えるということ。

そうすると、今まで使用していた施設では近い将来対応しきれないだろう…ということで、2年ほど前から建設計画や準備、資金繰りをしていました。

 

そして今年の夏に着工!

骨組みのみの建物は、なんだか現代アートのようです。

 

完成した施設はこちら!

豪雪地帯の池谷集落ですから、屋根は耐雪式のとんがり帽子屋根。なんだか可愛らしいです。

 

施設の中には、乾燥機が並びます。

 

その向かい側には、籾摺り機と色彩選別機がおかれ、さっそく刈り取った稲の籾摺り作業を行っています。

広々した施設ができ、大変作業が快適になったそうです!

 

籾摺り後の籾は、ライスセンターの外に積み上げておきます。

 

今回のライスセンター建設にあたっては、自分たちでできる工事は自分たちで行い努力しましたが、それでも大きな投資であることは変わりありません。

池谷集落の米作りが今後も続けていけるよう、このライスセンターが支えていってくれるでしょう。

 

ライスセンターを建てた場所は、曽根武さんがかつてカルビタトマト栽培をやっていた場所です。

山間集落の中で貴重な、平らな広い好条件の場所を提供していただいた武さんは、残念ながらライスセンターの完成を見ることなく、今年の夏に亡くなられてしまいました。。。

きっと空の上から「いいやんができたなぁ!」と喜んでくれていると思います。

 

いままで池谷集落の皆さんが守ってきた棚田で、これからもいいお米づくりができるよう、より一層努めてまいります!!

 

9月13日にJ-waveラジオで紹介頂きました2019.09.16

先日、9月13日(金)にJ-waveラジオのTHE HIDDEN STORYというコーナーで

池谷集落の事について、私多田がインタビューに答えた内容が放送されました。

放映された内容は文字になってこちらのサイトにもご紹介頂きました。

https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/archives/the-hidden-story/2019/09/13-104508.html

 

ナレーターはジョン・カビラ氏でした。

私のジョン・カビラ氏へのイメージはきかんしゃトーマスのナレーターという印象が

強いです(子共が見ていたのを一緒に見ていたため)。

 

今回の放映では、これまでの池谷集落の取組み内容以外に、

都会と農村が決して無関係ではないという事や、

私が今後どういうビジョンを持って池谷集落での活動を

行っているのかという事もご紹介頂きました。

短い時間でコンパクトではありますが、伝えたい事が

しっかりと盛り込まれていて感謝しています。

是非放映された内容が紹介された記事をご覧頂けると嬉しく思います。

 

紹介された記事はこちら↓

https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/archives/the-hidden-story/2019/09/13-104508.html