田んぼへ行こう! ~特別編2015.10.22
広報担当 福島です。
10/2~4に開催した「田んぼへ行こう!!」では、参加者からの要望があり鶏のと畜を行いました。
私たちは普段当たり前に、動物の肉を食していますが、どれも生物を殺して食べていることに変わりありません。
「命をいただく」というのは大事なことだと思いますので、あえてこのブログに書かせていただきます。苦手な方もいらっしゃると思いますので、無理に読む必要は全くありません。
ご理解いただける方は、ぜひ読んでいただけますと幸いです。
さて、と畜したのは事務局長多田が飼育している鶏です。
卵の産卵率が悪くなった年寄り鶏(廃鶏)を2羽いただきました。
飼育している鳥小屋で捕まえるところから始まります。
多田さんから、どうすればスっと頚動脈を切れるかのレクチャー。
なるべく鶏を苦しませず締めたいと、意気込む参加者。
お二人は農大の栄養学部卒だそうで、卒業前にと畜場見学をしたそうです。
命をいただくことを実際に体験し、ありがたさをしっかりと感じたいと自らと畜を希望されました。
他の参加者の方も見学をしました。
見学は希望制でしたが、参加者の方全員が見学されました。
鶏があまり苦しまず、上手にしめられました。
血抜きのため、木に1時間ほど吊るしました。
血抜きをした後、熱湯にひたしてから羽毛をとります。
解体し、それぞれの部位について多田さんから説明が行われました。
多田さんの長男も、興味津々で聞いています。
肉になった鶏は、参加者の方によって美味しく料理されました。
鶏がらもスープにし、交流会の〆のラーメンに。
一連の作業を通じて、参加者の方から「本当にいい経験になった」と感想をいただきました。
スーパーに並んでいる肉のむこうには、飼育されている家畜がいて、家畜を世話している畜産農家さんがいて、と殺をする業者さんがいることを、頭の片隅に置いておいていただければなと思います。