理想忘れず現実を生きる【年頭所感:事務局長多田】2016.01.06

 

昨日、1月5日は「十日町市地域おこし実行委員会」で目先の事ではなく、長期的な方向性や具体的に今年取り組む事とやらない事を色々話し合いました。

IMG_4091

個人のやりたい事や関心がある事と、組織としてやる事をどうリンクさせつつ組織として成り立たせていくかという事は、理想と現実をどのように折り合いをつけるかという難しい永遠のテーマかもしれません。
DSC_0007

長期的な視点で理想を描き、短期的な視点で現実の問題を一つ一つクリアしていくという長期と短期の両方の視点を持たないと現実の日々に追われて理想を忘れてしまうので気を付ける必要があります。
DSC_0011

 

やらない事を決めるのは大事だという事は頭ではわかってるのですが、収益性だけ考えたら普通の会社ではやらない事でも「地域おこし」のために必要な事であれば「地域おこし」をテーマとしたNPO法人だからやらないと存在意義がなくなってしまうという思いもあり悩ましいです。

活動を続けられる資金はやはり必要であり、日本では都会であってもNPO法人は株式会社に比べて働く人の給与水準が低く、そもそも人を恒常的に雇わず、関わる人は手弁当で労力はボランティアというNPO法人も多いですので収益性の低い事を継続するのは難しい事です。

その中で我々「十日町市地域おこし実行委員会」では複数名の人が有給で働いており、活動を継続し続けるためには働く人が無理なく関わり続けられる仕組みが必要なのですが、まだまだ仕組化しているというよりは自転車操業と力技で何とかしているような状況だと感じています。
それでもここ数年で目指す方向には着実に前に進んではいるという実感もありますので、何とかもう一息頑張って上手く回るようにしたいです。

個人的には子供3人を養いながらどこまでやれるか挑戦しているような状況ですが、現在の問題点は忙しい割に経済的に見合っていないというところだけなので「今が良ければそれでいいという実態を伴わないマネーゲーム的な経済第一優先の在り方」から「子供や孫の代も安心して暮らせる地に足のついた社会の在り方」に変えていく事で何とかなると思っていた初心を忘れずに頑張りたいと思います。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です