平成29年度総会を開催いたしました2017.06.21
事務局 福島です。
6月17日は、NPO法人地域おこしの理事会・総会でした。
5期目となる前年度、NPOは今までにない赤字決算となってしまいました。
農業部門が大きく赤字だったことが大きく、中山間地で農業をするということがいかに大変かということを突きつけられた期となりました。
しかし、池谷集落の農地を守るということは、集落を存続していく上で一番欠かせないことであります。
集落の農家が80歳を超えた現在、NPOが農地の受け皿になることが、集落にとってNPOの大きな存在価値なのです。
正直、条件不利の棚田しかない中山間地域で、稲作だけで収益をあげるのは現実不可能と言っていいことです。
お米を栽培するのに必要なトラクターや田植え機、コンバインといった農業機械や肥料・農薬などにはお金がかかる一方、米価は年々下がっていっています。
いかに農業部門で採算を合わせながら、人件費や活動費を得るためにそれ以外の部門で収益を出し、多くの人から賛同を得て支援してもらうか。
6期目の今期は、大きな勝負の期になります。
総会では多くの厳しい意見も出されましたが、それはその場にいる人が自分事としてNPO法人の在り方を考えてくださっているからだと感じました。
この難しい局面を前にして、みんなの団結がより強まったように感じる総会でした。
総会につづく懇親会も多いに盛り上がり、懇親会がおひらきになった後も村の方の家でディープな会合は続きました。
村の方と固く握手をする多田朋孔(ともよし)事務局長。
尋常じゃないメンタル力を持つ多田さんでも、総会前は緊張した空気を発していました。総会が終わってホッとしたのか、いつにもましてお酒と弁舌が進んでおりました笑。
メディアにとりあげられることも多く、全国各地から視察や講演をご依頼いただくような組織になりましたが、まだまだ風で飛ばされてしまうような状態です。
気を引き締めて、活動していきたいと思います。
ぜひ多くの皆さんからご支援いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
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