今更ながら2/23池谷東京ヨリアイの振り返り…2019.04.19

4月より職員になりました池谷集落5年目の安藤です。(初年度はNPO法人地域おこしの長期インターン、次年度から地域おこし協力隊となり今に至ります。)

農作業を中心に情報発信もちょくちょく担当しますので皆さまどうぞよろしくお願いします。

 

ということで少し前のネタにはなってしまいますが、2月23日に盛大に行われた「池谷東京ヨリアイ」の様子を振り返りたいと思います!

イベントの概要はこちら↓

https://iketani.org/event/iketani-tokyo-yoriai0223/

 

当日はレンタカーで突撃班の山本代表、多田事務局長、森さん、安藤、栃木から短期インターンに参加していた大学生の南くんの5名で原宿に!福嶋さんは現地にて合流。原宿に到着して人の多さにただただびっくり!

会場は長年池谷・入山集落を支援してくださっている加藤さんより、素敵な空間を貸して頂きました。改めまして加藤さんには大変お世話になりました。

メインイベントが行われる前の会場の外では山清水米や池谷ポップコーンなどの物販をさり気なく行い、中では池谷に通ってきてくださっているプロカメラマンの小野さんの写真展示や多田さんが取材を受けた際の映像を放映していました。ちなみに今回のブログで使用している素材も小野さんに撮って頂いた写真です。小野さんありがとうございます!

   

 

時間が経過すると段々と参加者で賑やかになってきました。

そうこうしているうちに会が始まり、山本代表より開会宣言とこれまでの村の様子や今までの活動について説明が行われ、多田事務局長にバトンが渡り引き続き取り組み内容の説明を行いました。自分はこれまでの取り組みの歴史と4年間の池谷生活の思い出に浸りながら聞いていました。

多田事務局長からの話が終わり、棚田オーナーの松本さんと昨年夏に池谷集落に来てサポートして頂いた大学の国際ボランティアサークルに所属する中島さんより講評を頂きワークショップ(車座トーク)へ移りました。

車座トークのテーマは「都市農村共生に向けて」

5チームの車座に分かれて進みました。

いろんな立場の方々がそれぞれ持っているスキルをどのように活かして都市と集落を繋げるかという部分が鍵となる気がしました。

ざっくりとそれぞれのチームの着地点と出てきた内容の流れをいくつか。

1チーム目:「村人誕生会を行う」

・仕事でできることボランティアでできること

→池谷の地域活動に参加、お米を買うことが関係人口に繋がる。

・他のエリアでもできることでなくて池谷集落だからこそできることは何か?

→池谷に通っている人は山本代表のことが好き、この好きという気持ちが何よりも大事。このように池谷集落の人にファンがつくような仕掛けを行う意味で村人誕生会を通して名物村人を作る。

 

2チーム目:「情報を繋げる役割の重要性」

・都市側の人間がいかに情報発信するか。

メディアの多様化によって発信した情報が埋もれてしまう。さらには関心のない人には届かない。

→情報をキャッチして実際に農村に足を運んだ人がその他の人にリアルな情報を発信する一定の流れが必要。

外部人材と農村を仲介する役割を担う機関や人材が必要。半農半Xを実践している人などが適している?(都市と農村両者の価値観やバランス感覚を持っている人)

 

3チーム目:「先端とのコラボ」

人口減少や高齢化を先端に結び付ける。農村×ソサエティー50(未来社会のコンセプト)。

→野菜プラントなどのIoT、自動運転の実証フィールド、エネルギー自給の実証を成し遂げる。

・仏壇用のお米パックなどニッチな市場への販路獲得。

・婚活ベント、小中学校の修学旅行先、企業の研修の場、他大学派遣。

・池谷の集落検定を作る。

 

4チーム目「流行や土地の魅力を活かして田舎という言葉のハードルを下げる」

・田舎は言葉以上にハードルが高い。

→農村ってどうなの?まだまだ魅力はいろいろある。田舎いいじゃんという再発見ができる仕組み。

→観光、自然の素晴らしさ、棚田の景観は素晴らしいけど商売の観点で採算が合わない。

→棚田の修復作業を企業などのチームビルディング研修に使える。そうすれば宿泊施設も稼働する。

→写真家とコラボする。インスタ映えなどの流行を用いて魅力を伝える。

 

5チーム目:「移住や出会いのきっかけづくり」

・農村への移住に関して嫁ブロックが入る。

→都会から田舎にいきなり行くのはハードルが高い。

→十日町市は大地の芸術祭がありボランティアなどを通じて移住やカップルになった方もいる。震災ボランティアなどの際には震災カップルなどもできた。

→そういったきっかけの場を作り、活かし、リアルな体験を共有しあうことで新たな感動や出会いが生まれ、その他の人々へ魅力が広がっていく。

 

以上5チームによる様々なアイデアが出ました。他分野で活躍する方々だけあってアイデアの切り口が多種多様で移住5年目でいつの間にか農村に染まり切った脳みそが活性化しました。後日談になりますが、ここで出た案の中から山本代表の誕生日会の開催や企業の研修の場など具体的に進めていくことになりました。その他のアイデアも絵空事に終わらないように貴重な資料として今後に役立てます。個人的にエネルギーの自給は日常から模索していきたいです。

 

山本代表から「よその集落でも参考にしてもらえるような取り組みを今後も行い、積極的に情報発信していきたい。今回の繋がりを一つの縁として今後ともお付き合いできればと思います。」という挨拶で締め、懇親会へ移りました。

 

懇親会場までは徒歩30秒!「日々薬」さんという、おばんざいと、おいなりさんと、立ち飲みを楽しめるお店でした。

おいなりさんには山清水米を使用して頂き、普段とは違った美味しさを味わいながら、お酒を飲んで話も弾み、終始ワイワイ盛り上がりました。また、途中に改めて一人ずつ自己紹介や会の振り返りを聞く中で、自分の目に見えない部分でこれだけ多くの人が池谷集落を支えてくださっていたこと、そしてその方々と直接お会いすることができたことに今回の会の意義を感じました。そんなことをしみじみ思っているうちにあっという間に新潟に戻らないといけない時間となり、一人お酒を我慢した私の安全運転により帰路につきました。

最後になりますがご協力頂いた皆様、ご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました!!!!!

 

 

 

 


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