夏に十日町で活動した短期インターン生たち!2016.09.09
事務局 福島です。
実行委員会では、市から市内全域のインターンシップコーディネート業務を引き受けていて、今年度からは私が主に担当しています。(去年までは多田事務局長が担当していました)
そもそもインターンシップ(略してインターン)とはなんぞや? ですが、簡単にいうと「職業体験」。最近では就職活動の一環として、大学生などにインターンシップをしてもらう企業も増えてきました。学生にしては、実際に働いてみないと分からない仕事の内容や職場の様子などを体験できる、いい制度です。
地域おこしの現場では、「田舎暮らしに興味はあるけど、いきなり移住とか地域おこし協力隊への就職はハードルが高いな…」という方に農業や地域おこしの活動などをお試しでしてもらい、あわよくば移住・定住につなげたい! ということで、インターン制度が活発に行われています。
十日町市では、3年頃前から活発にインターン制度を行っていて、経験者の中から移住者も多く出ています。
そんなインターンのコーディネート業務、市内のインターンを受入れたい地域とインターン希望者とのマッチングやインターン生のフォローを行っています。
例えて言うなら、結婚相談所の相談員さんみたいな感じでしょうか?
今年の夏は、6人の方が5地域で1ヶ月インターンを体験しました!
まず、「食と農を考える飛渡(とびたり)の会」で活動した大学生の皆地さん。
農業やイベントの出店などを体験し、地域の人に非常に可愛がってもらっていました! 特に、滞在先の隣家のお母さんから大変よくしていただいたそうで、食卓に呼ばれたり、雨の日には洗濯物を取り込んでもらったそうです(田舎あるあるですね笑)
松代地域竹所集落では、大学生の櫻井さん(写真左)が牛舎改築のお手伝いや集落内のカフェのお手伝いをしました。
竹所集落は、インターン生を何人も受け入れているベテラン受入先。集落内に市営のシェアハウスもあり、若い人も多いので老若男女と触れ合えたそうです。櫻井さん、「将来は竹所に住みたいな~」なんてこともポロっと。そうなってもらいたいです!
大学院生の畠さんは、松代地域のワカイ測量さんで活動しました。ワカイ測量の若井明夫さんは、どぶろくや納豆、甘酒などの加工品や貸民家を経営されている、十日町の6次産業の草分け的存在! 畠さんは大学院で6次産業を学ばれているので、本やネットでは得られない職人のこだわりを間近に感じられたと大満足いただけたようです。
竹所集落にもご案内しました。
そしてなんと十日町のインターン史上初の、海外からのインターン生もきました! 台湾の学生イアンさんとミシェルさんが松之山温泉街で活動しました。
得意な英語を活かして松之山温泉街の飲食店のメニューや旅館の案内を英語・中国語に翻訳したり、地元のイベントを楽しみました。最後には、関係者に活動報告も行いました。
交通機関の案内表示に英語が少ないことや、駅の案内表示がわかりづらいこと、広域観光の可能性など、彼らの視点で様々な問題提起や提案をしてくれました。
ちょうど同じ期間に彼ら5人のインターン生が活動していたので、インターン生と受入先の方、十日町の若い移住者の方で交流会も行いました。
若井さんから含蓄のあるお話をしていただいたり、インターンの感想を言い合ったりしました。普段は離れたところで活動しているインターン生たちが、つながりあう機会になって良かったです☆
そして、「東下組の復興を将来を考える会」で現在活動中の大学生、黒川さん。
大地の芸術祭の人気作品「うぶすなの家」の名物かあちゃん・水落静子さんたちと一緒に、稲刈りなど農作業に精を出したり、いろんな人に会いに行って話を聞いたりと勉強熱心に活動されています。
インターンは1ヶ月と短い期間ですが、皆さんそれぞれ充実した活動を過ごしていただいたようです。ぜひインターン終了後も、受入先の方や出会った人たちとつながって、また十日町を訪れていただきたいです。そして、人生の分かれ道に立った時に「十日町への移住」も選択肢に入れてもらえたら最高ですね!!
インターンの皆さんには、「さとナビ」で活動を情報発信してもらっています。彼らの素直な言葉、十日町の感想をぜひご覧下さい!
http://www.tsukurou-tokamachi.jp/?post_type=diary
まだこれから活動予定のインターンの方もいらっしゃいますので、またご報告させていただきますね♪♪